安全でおいしい食事
心と身体を育む食事
私たちは「食事」を大切に考えています。
乳児期には、一人ひとりの発達に合わせた離乳食をすすめていきます。
乳児は消化吸収の発達が未熟なため午前と午後の2回食を基本とし、午後も軽食ではなく、しっかりとした食事を提供して、食べています。また食事の時間も一人ひとりの日課に合わせて決めていき、1歳3ヶ月前後までは保育士が膝に抱いて一人ずつ食べさせます。一人で椅子に座れるようになったら保育士と向かい合って食事を行います。スプーンを使い一人で上手に食べられる量が増えたら友達と一緒に食事をするようになっていきます。
幼児クラスになると、テーブルにクロスを敷き食事をします。
一人ひとりの日課や遊びに区切りがついたタイミングに合わせて食事をしていきますので一斉に「いただきます」や「ごちそうさま」をすることはありません。約1時間程度の決められた時間の中で自ら決めて食事を摂ります。仲良しの友達と誘い合って来る子もいますし、パズルを完成させてから来る子と様々です。個々で「いただきます」や「ごちそうさま」をするので、長い間食事の席で待たされることがありません。
子どもたちが健康に育つ為には食事はとても大切です。
体を作る基本となるのは勿論のこと、落ち着いた雰囲気で美味しく食べることで心も育っていきます。
ゆりかごの食事作りについて
私たちの保育園では旬の食材を使って、安全で美味しい食事づくりをしています。
食事はもちろんの事、おやつも全て調理室で手作りした物を提供しています。
0歳児には、家庭の様子を聞きながら一人ひとりの発達に合わせた離乳食作りを行っています。
0歳児クラスより、全て陶器の食器を使用しています。またスプーンも発達段階に合わせて細かく変えていき、子どもたちが振る舞い良く食べられるようにと、一皿盛りにもこだわって提供しています。
乳児・幼児を通して、旬の食材を使った美味しいメニューづくりや行事食・伝統食も子どもたちが食べることを楽しめるように、工夫し取り入れています。
子どもたちが豊かな食環境の中で食べる意欲を育めるように、保育士と調理室とで連携しながら、「食」について考えています。